2016年1月7日木曜日

誕生死した息子のこと6(けじめ)

ひさしぶりに息子関連の事を書こうと思います。

「コウノドリ」のマンガではよく500gとか600gで生まれる赤ちゃんの話がでてきました。息子も600g未満でした。マンガやドラマでもリアルに表現されていますが、真っ赤です。手も足も細くて、苦しかったのか、泣けないからか、最初はしかめっ面でした。

 息子は私の胸の上で息を引き取りました。(ドラマでもありましたが)看護師さんがそうした方が良いと薦めてくれて、最後に素肌の上に抱っこしてまだ暖かい身体が徐々に冷たくなっていくのを感じました。

 古事記にイザナミが火の神を生んでやけどで死に、黄泉の国に行くというお話がありますが、きっと古代の昔から出産は命がけで、真っ赤なしかめっ面の泣かない子が大量出血とともに産まれて母親が命を落とすという事がよくあったのでしょう。息子の事があって、夫婦で古事記のあれはこの事だったんだね。昔からあることで、昔もそこに不条理さを感じているんだねとよく話をします。

 親戚に予定日が近かった子供がいます。生まれた時はさすがに病院には行けませんでした。その後、お正月など、成長ぶりをみるたびに、息子がもし健康で生まれていればこうなっていたのか、もうお話してたのか、と思ってしまいます。それは仕方のない事だと自分でも解っています。でも毎回、涙は出てしまいます。(もちろん家を出た後で)

 今年に入って少しいろいろな自信が朽ちていて、不妊治療も仕事も自信なくなってきました。だからこそちょっと気持ちを切り替えなければと思っています。
 息子の時の安産祈願の大きな御札や御守り、ちゃんと処理しようと思っています。なんだか捨てられなくて未だに持っていました。初詣ではなんとなくできなかったので、来週あたりにでもお焚き上げしてこようと思っています。

 お正月に思った事でした。
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